小保方報道の稚拙さ [時事ネタ]

小保方さんの記者会見を受けての各メディアの報道ぶりをチェックさせて頂きましたが、余りにも企業コンプライアンス感覚が欠如した発言に唖然としました。
こんな感覚で「特定秘密保護法」に反対していたのかと思うと呆れます。

小保方さん会見でTVコメンテーターが「何故?証拠となる写真を示せなかったか?」とうい声が多かったのですが、それなら、ある新聞社の報道カメラマンが決定的写真が撮れたからといって業務で撮った写真を自分のブログで会社に無断で公開しても罪にならないと仰っているのでしょうか?笑止

小保方さんはご自身が会見でも言っておられました「私は理研の社員です」
写真やノートの公開を迫るなら理研に迫るべきでしょう。
勝手に公開する方が異常です。

理研としても将来莫大な利益を生む可能性のある関係資料を易々とマスコミに晒すのは躊躇すると思われますが…。

また「大事な写真を取り違えるなんて事があるんですか?」と発言するタレントさんもおられましたが、ミスとはそういうものです。

私も会社員時代に数々の製品事故の調査報告書を書いてきましたが、おおきなミス要因の一つが「思い込み」です。

この写真は正しいとどこかの時点で思い込んでしまうと、どうやら脳はそれに関するチェック機能が麻痺するようです。特に色々やることが多い人は他のことに集中すると赤い写真が青い写真に変わっている位の大きな変化がなければ気がつきません。

よく後で「なんでこんなの気がつかないの?」と言われる現象が起きるのです。
人間はミスする動物なので仕方ないのです。

必要なのはミスを社外に出さないチェック体制や管理体制で、個人だけを責めるのは一番やってはいけない事です。

ミスを犯した手順やデータ管理体制を調べれば何処を改善すればミスが起こりにくい体制になるか分かるはずです。

本来理研がやるべきは社員の小保方さんをマスコミから守り研究を続けさせる体制をとる為に真っ先に上司が出てきて事態の収拾を図るのが正しい組織のあり方だと思うのですが。

確かに紙面が限られた中で効率的に写真を配置しようとした小保方さんの気持ちは理解できますが、画像のはめ込みはねつ造と言われても仕方ない方法だった事は反省すべきです。

しかし小保方さんに全責任を押しつけて事態の収拾を図ろうとした理研の管理体制はマスコミと同様稚拙です。今すぐ上層部の総入れ替えを提案いたします。

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